3.6.1.15 mauf-MAU演算結果フォワーディング
次のオペランドからはnopとnoforwardを除いた直前のステップでMAUが出力したデータを読み出せる。
code:txt
$mauf
より詳しくは、第 i サイクルでは直前のステップの第 i サイクルでのMAUの出力が読み出せる。
語長は常に 2 長語であり、語長指定はできない。
すなわち、$maufから読み出される値は、MAUの演算結果を一度$llr0vに書き、適切にステップを空けてから同オペランドから読み出したものに等しい。
$maufは同じステップで複数回現れてもよい。
nop命令かnoforward命令があるステップでは$maufの値は更新されない。
これは陽に書かれたnop命令でも、命令発行ユニットによって自動的に挿入されるnop命令でも同様である。
これは読み出し専用のオペランドである。
code:例
fmfma $lx $lm0v $lr0v $lr0v
l1bmrffadd $mauf $lb0
fmfma, l1bmrffadd参照
単精度行列ベクトル積FMAの結果をGRF0に書き込み、次のステップでそれをMAB間で足し合わせた結果をL1BMに書き込む。
例えば$lb0から$lb3には$lr0に書き込まれた値を足し合わせた結果が書き込まれる。